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竹田の見所
 竹田の町には名所旧跡が点在しています。ほとんどが歩いていけるところにあります。駅前から竹田橋をわたり歩いていくと、最初にお客屋敷があり、その近くに十六羅漢の石造、さらに愛染堂円通閣がある。その裏手に、滝廉太郎の家(記念館)がある。また本町通りをいくと歴史資料館旧竹田荘殿町武家屋敷跡などなどがある。さらに上町通りを歩いて行くと、15分位で広瀬神社の石段のところ行き当たる。ここの所に広瀬中佐胸像がある。岡城跡には広瀬神社の脇を抜け、トンネルをくぐり、家並みの間を歩き、どんどんどん行くとやがて岡城址の入り口である岡城会館に着く。ここまで約30分くらい。岡城にはここから大手門跡の坂を登っていくと20分で本丸跡に着く。岡城跡に行くには時間がかかりますが、その価値は十分にあると思います。なお、広瀬武夫中佐の墓と田能村竹田の墓は同じ場所(茶屋の辻)にあります。
岡城址
 岡城は、緒方三郎惟栄(これよし)が1185年(文治元年)に築城したと伝えられている。(「豊後国志」による。) その後、南北朝中期に大友の氏族「志賀氏」が直入郡に進出し、1369年(応安2年)以降、志賀氏の居城となった。志賀氏の時代は1593年(文禄2年)まで17代200余年の間続いた。翌1954年(文禄3年)に中川秀成が入封し、近世の城郭の形態を整え、岡藩(禄高は7万3千石)と呼ばれた。中川氏13代275年間続いたが、1869年(明治2年)の藩籍奉還により城を退去し、1874年(明治3年)の入札・払い下げで城の建物はすべて取り壊された。
 岡城は別名臥牛城と呼ばれる。種別は平山城式で海抜325mにある。城の構成は、御廟(山城的殿舎)と本丸、二の丸、三の丸(平山城的殿舎)と西の丸(平城的殿舎)の3区域からなっている。
 岡城はねずみ返しとよばれる石垣で難攻不落を誇り、約400年前の天正14年から15年に亘り、島津氏が約3万の兵で3回に及び攻撃したが、ついに落城しなかった。秀吉から感謝状が贈られている。
 筆者から一言:岡城の石垣の見事さには目を見張るばかりである。またここからの眺めは素晴らしい。百聞は一見にしかずである。ゆっくり歩いて見学すると一日かかる。
参考:
1.岡城址案内図,(竹田市)
2.参考:
1.御客屋敷パンフレット(竹田市)

御客屋敷
通常御客屋と呼ばれる。御客屋敷は岡藩時代他藩の使者をお迎えし、お泊めした所。迎賓館。大きな岩を背にした枯山水の立派な庭園がある。庭園は庭に面した広い板の縁側からのんびりと眺められる。屋敷の中の柱は太く、黒光りしていている。その柱には刀傷が残されている。今、茶房御客屋としてお茶(抹茶)や食事(だんご汁など)ができる。
 ここは一時期、祖父・衛藤敦夫の居宅になっていた。その後、父の従兄弟の佐藤次比古が住んでいた。次比古の時にここで長い夏休みを過ごしたことがある。広い縁側のふき掃除と五右衛門風呂の風呂焚きが私の日課だった。
参考:
1.御客屋敷パンフレット(竹田市)
広瀬神社と広瀬武夫中佐の銅像
 広瀬神社へは豊後竹田駅から竹田橋を渡り、古町通りを真っすぐ行き、突き当たったところを右に曲がると、神社の石段の下に着く。ここに広瀬中佐の胸像がある。広瀬神社は高い石段の上にある。広瀬神社は厳かな感じがする神社である。広瀬武夫中佐と竹田出身の戦死者を祭っている。広瀬武夫中佐に係わる展示品もある。
 筆者の父の従兄弟の佐藤次比古が広瀬神社の神主を一時期していた。そんな関係で筆者は広瀬神社で佐藤次比古からお祓いをしもらったことがある。良い思い出である。現在の宮司は岩屋刑部氏である。
 広瀬武夫中佐の墓は茶屋の辻にある。豊後竹田駅と岡城址の中間くらいで御客屋の東側に位置する。歩くと30分くらいかかる。
参考:
1.竹田市周辺ガイド(竹田市)
2.大分県内文化財の栞(池田三比古)
旧竹田荘と田能村竹田の墓
 旧竹田荘は日本の南画を代表する田能村竹田の旧居です。田能村竹田はのお墓は広瀬武夫中佐の墓と同じ茶屋の辻にある。
田能村竹田は1777年に竹田で藩医の家にうまれる。12歳のころから医師の道に進み、18歳ころから詩画に親しみ、写実性と高潔な風格を持つ南画(文人画)を確立した。代表作に南画の最高峰といわれる「「亦復」「楽帖」がある。
参考:
1.御客屋敷パンフレット(竹田市)
2.田能村竹田年譜(財団法人田能村竹田顕彰会)
滝廉太郎記念館
 滝廉太郎が12歳〜14歳の少年時代(1891年〜1894年)を過ごした家。滝廉太郎を体感できるところである。滝廉太郎は1879年(明治12年)に東京市芝区で生まれた。日本初の男子音楽留学生(ドイツ)で、「荒城の月」、「花」などの名曲を作曲し、後世に残した。残念なことに、交響曲の作曲にはいたらなかった。岡城址に朝倉文夫作の銅像がある。
参考:
1.滝廉太郎年譜(大分県竹田市)
2.滝廉太郎記念館パンフレット(大分県竹田市)

 滝廉太郎が12歳〜14歳の少年時代(1891年〜1894年)を過ごした家。滝廉太郎を体感できるところである。滝廉太郎は1879年(明治12年)に東京市芝区で生まれた。日本初の男子音楽留学生(ドイツ)で、「荒城の月」、「花」などの名曲を作曲し、後世に残した。残念なことに、交響曲の作曲にはいたらなかった。岡城址に朝倉文夫作の銅像がある。
参考:
1.滝廉太郎年譜(大分県竹田市)
2.滝廉太郎記念館パンフレット(大分県竹田市)
円通閣その他
 円通閣:宋代中国風の楼閣建築で、唐橋君山が蘇州寒山寺を模して建てたいう珍しい建物。ここで唐橋君山及び田能村竹田達が豊後国志の編纂を行った。円通閣の近くには岩に彫られた石仏群(十六羅漢)がある。御客屋からも近い。
 竹田湧水群:竹田は水に恵まれ、七つの湧水群がある。これは、阿蘇の溶岩台地の伏流水といわれている。竹田市の公式ホームページに詳しく紹介されている。
 また、少し遠いが白水ダムも一見の価値がある。
参考:
1.竹田市周辺ガイド(竹田市)
2.大分県内文化財の栞(池田三比古)

竹田の食べ物と物産
竹田の食べ物
竹田らしい食べ物です。
 頭料理・・・クエやニベなどの大型の白身魚の頭部・内蔵(アゴ・頬肉・肝臓・胃袋・腸・皮・エラ・白子など)を湯引きした料理で、三杯酢(カボスを使う)で食べる。
 だんご汁・・・我が家流は水で練ったうどん粉を手で延ばして適当な板状にした手延べだんごとシイタケ(根菜類をいれてもよい)を薄いみそ汁仕立てにして、ねぎ・かつおぶし・ごまだれで食べる。(母から教わったもの)
 ゴマうどん・・・我が家流は温めたうどんをねぎ・かつおぶし・ごまだれで食べる。(加藤八千代から教 わったもの)
 豊後牛
 豆腐田楽
 三笠野・・・菓子
 荒城の月・・・菓子
 はらふと・・・小豆の餡を米粉で作った皮で包んで蒸した菓子
 エノハ寿司・・・ヤマメに似たエノハを使った押寿司。
竹田の物産

 カボス・・・スダチより香り・酸味は弱いが、香りが上品で酸味が柔らかく、まろやか。
 椎茸
 姫だるま

参考:
1.一竹パンフレット
2.のびる園パンフレット
カボス(かぼす)の話
1. カボス(かぼす)とは
(1)名称・語源
 
分類:ミカン科ミカン属カボス種
 学名:Citrus sphaerocarpa、和名:カボス
 愛称:森のサファイア(見城みえ子)
 漢字:香保酢が使われている。
 語源:カボスの皮をきざんで「蚊いぶし」に使われたところから「カイブシ―カブシ―カブス―カボス」になったといわれている。 大分県の 一部ではいまでも「カブス」が使われている。
(2)概要・特徴
 カボスはミカン科ミカン属の常緑樹で、柑橘類の一つ。ユズの仲間(近縁種)である。これらは酸味が強く、食べるには適さず 、 香りを楽しむ柑橘類なので、とくに「香酸柑橘」という。
 カボスはミカン・ユズ・スダチとは異なる独特の香りと酸味を有している。ミカン・ユズ・スダチとの違いについては後述(6.) する。
(3)成分

 主成分はクエン酸と言われているが、詳細な成分分析が必要である。
2.カボスの歴史
 カボスはいつ、どこで誕生したか?江戸時代から栽培されている。元禄八年(1702年)、徳川綱吉の時代、医師宗玄によって京都  より大分の地にもたらされたと伝えられている。苗木の発祥の地は中国で、古来正月食の飾り付けとされた。また高血圧療法の薬 として親しまれ、家庭で食欲増進のため食卓に出すようになった。

3.カボスの産地
 大分県とくに竹田市を代表する特産品である。
 収穫時期は8月下旬から10月である。

4.カボスの使い方・利用
 刺身・焼き魚・焼き肉などの薬味、なべ料理のポン酢、酢の物など

5.カボスの加工
 ジュース、菓子・ 酒類等の加工品など。

6.ミカン・ユズ・スダチとの違い
(1)ミカン
 ミカン科ミカン亜科ミカン属ミカン区に属する柑橘の総称。
 一般的に親しまれているのはウンシュウミカン。

 ウンシュウミカンは日本原産。
 田中長三郎によると、江戸初期の
1927年に中国・セッコウ省の黄岩から現在の鹿児島県出水郡長島地方にもたらされた「早きつ」
 または「慢きつ」の偶発実生とされている。
(2)ユズ

 中国(中央および西域、揚子江上流)が原産で、日本には飛鳥・奈良時代に伝来していた。
 
飛鳥・奈良時代に栽培していたという記載がある。
 本来、12月が最盛期、青ユズは初夏、黄ユズは秋。
 ホンユズ。柑橘類のなかでは耐寒性が強く、極東で自生できる数少ない種
 日本では東北以南で広く栽培されている常緑小高木。無農薬栽培ができる。
3)スダチ
 徳島県を代表する特産物。主な産地は徳島県神山町や佐那河内村。大阪方面 面で多く使用されている。
7.参考文献
 (1)aff   農林水産省広報誌 平成20111日発行
 (2)大分県特産天然食酢:竹田かぼすミニ百科 (株)姫野一郎商店
 (3)カボス フリー百科事典「ウィキペディア」
 (4)ギュッとフレッシュ大分かぼす 大分県カボス振興協議会
 (5)スダチ フリー百科事典「ウィキペディア」
 (6)ユズ フリー百科事典「ウィキペディア」
 (7)ミカン Yahoo百科事典
 (8)レモン フリー百科事典「ウィキペディア」
    
  (衛藤正徳記)
     


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